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外壁のコーキング剤選びは、家を守る上で非常に重要な作業です。
種類が豊富で、それぞれ特徴や適切な場所があるため、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事ではコーキングの必要性とコーキングの種類について解説します。


□外壁のコーキングをする意味は?

外壁のコーキングは、建物の寿命を長く保つために欠かせない工程です。
コーキング材は、外壁材と外壁材の隙間を埋める役割を果たします。
外壁材は、時間の経過とともに、地震や温度変化によってわずかにズレが生じることがあります。
このズレが大きくなると、ひび割れが発生し、雨水が侵入しやすくなってしまいます。

また、コーキング材は、弾性があり、外壁材の動きに追従することで、ひび割れを防ぎます。

さらに、コーキング材は防水性も備えているため、雨水の侵入を防ぎ、外壁材の腐食やカビの発生を抑える効果も期待できます。

□コーキング剤の種類と選び方

コーキング剤は、大きく4つの種類に分けられます。
それぞれの特性を理解し、適切なコーキング剤を選ぶことが、外壁の耐久性を高め、建物を長持ちさせるために重要です。

1: シリコン系コーキング剤
シリコン系コーキング剤は、耐候性、耐水性、耐久性、耐熱性に優れているため、キッチンや浴室などの水回りによく使われています。
価格が安く、手に入りやすいのも魅力です。
ただし、シリコン系コーキング剤は、上から塗装することができません。
外壁の塗装には適していないため、注意が必要です。

2: 変成シリコン系コーキング剤
変成シリコン系コーキング剤は、シリコン系コーキング剤よりも硬化が早く、耐候性に優れています。
また、上から塗装することができるため、外壁の保護にも適しています。
しかし、シリコン系コーキング剤よりも高価で、耐久性が劣るというデメリットもあります。

3: アクリル系コーキング剤
アクリル系コーキング剤は、水性で扱いやすく、湿っている場所でも施工できるため、内装の目地などに多く使用されます。
しかし、耐候性が低く、硬化後に肉痩せしやすいことから、外壁には適していません。
外壁に使用すると、紫外線の影響でひび割れが発生する可能性があります。

4: ウレタン系コーキング剤
ウレタン系コーキング剤は、ゴムのような弾力性があり、外壁の目地やひび割れの補修に適しています。
比較的安価で耐久性が高いのも魅力です。
ただし、紫外線に弱いため、外壁に使用する場合には、必ず上から塗装する必要があります。
また、硬化するまでに時間がかかるため、乾燥するまでは紫外線に当てないように注意が必要です。

□まとめ

外壁のコーキング剤は、種類によって特徴や適切な場所が異なります。
今回の記事では、シリコン系、変成シリコン系、アクリル系、ウレタン系の4種類について解説しました。
外壁のコーキングを行う際には、それぞれの特性を理解し、適切なコーキング剤を選びましょう。
適切なコーキング剤を選ぶことで、外壁の耐久性を高め、建物を長持ちさせることができます。


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