外壁塗装・屋根塗装のケレンとは?
◆外壁塗装におけるケレンとはどのような作業?
ケレンとは外装塗装の施工の際、必要に応じて行うサビや旧塗膜などを取り除く工事の総称です。
これから行う工事に向けた下地処理の工程のひとつで、補修が目的です。
見積の中でははっきりと「ケレン代」と書かれておらず、下地処理として料金がまとまっているでしょう。
外壁塗装工事の工程は、最初に足場の設置と、必要に応じて養生を行い、高圧洗浄をしたあとで下地処理を行います。
下地処理とはケレンの他にひび割れの補修や欠損部の補修など、外壁塗装に支障の出る部分を直すことです。
その後改めて養生し、下塗り・中塗り・上塗りと工事が進んでいきます。
ケレンの必要性は部位や劣化状態によって異なり、必要な下地処理がケレン以外という場合もあるため、事前に必要な下地処理の内容を確認しましょう。
◆ケレンをしないとどうなるのか?
ケレンが必要な箇所とは、外壁や下地にカビが発生している、または旧塗膜がはがれかけ、旧塗膜が膨らんでいるなどの状態になった部分です。
付着力の低い旧塗膜は高圧洗浄で取り除ける場合があり、取り切れなかった場合にケレンを施すことがあります。
ケレンの必要性がある箇所にケレンを行わず塗装すると、サビで凹凸のある状態や旧塗膜がはがれかけた上からの施工になるため、見た目はきれいに整いません。
サビや旧塗膜が塗料の密着を妨げるので、塗装をしてもまたすぐに塗膜が膨らんだりはがれたりして、早くに再塗装が必要になってしまいます。
施工した外壁塗装の効果を長く維持し、結果的に費用を抑えるためにも、ケレンは必要な工程です。
◆ケレンが必要ない場合もある
下地処理の工程のひとつであるケレンは、外壁塗装を行いたい部分にサビが発生しておらず、はがれかけなど付着力の弱い旧塗膜も残っていなければ、行う必要はありません。
しかし予算の都合で施主側から「ケレンはなしで」と決められるわけではなく、塗装業者が外壁を診断して判断するため、提案を受けてから検討しましょう。
ちなみにサビはモルタルなど金属製ではない外壁にも発生することがあり、ケレンが必要になる場合があります。
外壁近くに雨どいの金具やベランダの手すりなど、金属製のものがあると「もらいサビ」が発生しやすく、ケレンが必要です。
◆外壁・屋根塗装の相談はTRUSTへ
サビや旧塗膜を取り除く作業をケレンと言い、外壁塗装をきれいに仕上げるために必要に応じて行う下地処理です。
埼玉県入間市・飯能市・所沢市、羽村市で外壁・屋根塗装をお考えの方はTRUSTへお気軽にご相談ください。